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『悪なき殺人』ドミニク・モル監督 愛と欲望は切り離せないのでしょうね【Director’s Interview Vol.167】

© 2019 Haut et Count Razor Films Produktion France 3 Cinema visa n° 150 076

『悪なき殺人』ドミニク・モル監督 愛と欲望は切り離せないのでしょうね【Director’s Interview Vol.167】

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影響を受けたヒッチコック



Q:本作は映画的話法を駆使した面白さに溢れています。多くの偉大な監督たちの影響も垣間見られますが、好きな映画監督を教えてください。


モル:ヒッチコックの影響が一番大きいですね。彼のおかげで映画への愛が芽生えました。フランソワ・トリュフォーがヒッチコックにインタビューした「定本 映画術」からも多くのことを学びましたし、ヒッチコックの作品は印象に残っているものばかりです。


他には、アーサー・ペンやハル・アシュビーなど、60~70年代に活躍したアメリカの監督たちからも影響を受けましたね。




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Photo credit: Alexander Gonschior


監督:ドミニク・モル

1962年ドイツ・ビュール出身、フランスの映画監督・脚本家。『ハリー、見知らぬ友人』(2000)、『レミング』(2005)はカンヌ国際映画祭パルム・ドール候補に。『ハリー、見知らぬ友人』は、2001年セザール賞で最優秀主演男優賞、最優秀監督賞、最優秀編集賞など数々の賞を受賞。


Filmography

1994年:『Intimité(原題)』

2000年:『ハリー、見知らぬ友人』

2005年:『レミング』

2011年:『マンク 破戒僧』

2013年:『Tunnel』(原題:The Tunnel)(TV シリーズ)

2016年:『News From Planet Mars』(原題:Des nouvelles de la planète Mars)

2018年:『Eden(原題)』(TV シリーズ)

2019年:『悪なき殺人』(原題:Seules Les Bêtes)



取材・文:香田史生

CINEMOREの編集部員兼ライター。映画のめざめは『グーニーズ』と『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』。最近のお気に入りは、黒澤明や小津安二郎など4Kデジタルリマスターのクラシック作品。




『悪なき殺人』

12月3日(金)新宿武蔵野館ほか全国順次公開

12月4日(土)デジタル公開

配給:STAR CHANNEL MOVIES

© 2019 Haut et Count Razor Films Produktion France 3 Cinema visa n° 150 076

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