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ドラマ『ハンニバル』残酷描写の限界値を更新した、マッツ・ミケルセンの代表作

(c)Photofest / Getty Images

ドラマ『ハンニバル』残酷描写の限界値を更新した、マッツ・ミケルセンの代表作


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紆余曲折あったハンニバル役のキャスティング



 日本でも高い人気を誇る、「北欧の至宝」マッツ・ミケルセン。先日、『ハリー・ポッター』の前日譚シリーズ『ファンタスティック・ビースト』に、降板したジョニー・デップの代わりに宿敵グリンデルバルド役で出演交渉中と報じられ、ネット上が騒然とした。


 1965年生まれのミケルセンは、ダンサーなどを経て、『プッシャー』(96)で劇場映画デビューを果たす。故郷デンマークの作品はもちろん、『007 カジノ・ロワイヤル』(06)、『ドクター・ストレンジ』(16)、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)といったハリウッド大作にも多数出演。一方、『偽りなき者』(12)では第65回カンヌ国際映画祭の男優賞に輝き、演技派俳優としての実力を見せつけた。2019年には小島秀夫氏によるゲーム『デス・ストランディング』にも出演しており、さらにファンを増やした格好だ。


 そんなミケルセンにとって、間違いなく「代表作」と呼べるシリーズがある。それは、TVドラマ『ハンニバル』。映画史に残るキャラクターであるハンニバル・レクターを新たな解釈で描く作品で、2013年から2015年、3シーズンにわたって放送された。いまなお、続編を希望する人々が後を絶たない人気シリーズだ(もともとは7シーズン構想だった。つい先月も、製作総指揮を務めるブライアン・フラーがシーズン継続の可能性について語っている)。



 作品の魅力はここからじっくりと語っていくとして、まずは概要とキャスティングについてみていこう。本作、『ハンニバル』というタイトルではあれど、主人公は、FBIアカデミーの教官であるウィル・グレアム(ヒュー・ダンシー)。彼は、殺人事件の犯人の思考にシンクロできるという特技を持っていた。


 非常に優秀なプロファイラーでありながら、同時に能力が故の神経衰弱にも悩まされているウィル。彼の非凡な才能に着目したFBI捜査官ジャック・クロフォード(ローレンス・フィッシュバーン)は、ウィルを捜査に引っ張り出す代わりに、安全装置として高名な精神科医ハンニバル・レクター(マッツ・ミケルセン)を付けることに。しかしその判断は、全くの逆効果だった……。


 このような筋書きで、主演のヒュー・ダンシーが、まず決まっていたそう(ちなみに、彼は映画『ハンニバル・ライジング』(07)で若きハンニバル役のオーディションを受けていたとか)。製作総指揮を務めるブライアン・フラーがインタビューで語ったところによると、元々放送局NBCはヒュー・グラントやジョン・キューザックをハンニバル役に希望していたそうだ。しかし、フラーや、『キング・アーサー』(04)でミケルセンと共演済みのダンシーは、彼をハンニバル役に推薦。粘り強い交渉の結果、何とか出演にこぎつけたのだという(デイヴィッド・テナントも候補の一人だったそう)。


 いまとなってはミケルセン以外には考えられないほどのはまり役だが、決してスムーズに決まったわけではなかったのだ。



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