1. CINEMORE(シネモア)
  2. 映画
  3. キル・ビル Vol.1
  4. 『キル・ビル Vol.1』タランティーノが愛したジャンル映画:カンフー映画編
『キル・ビル Vol.1』タランティーノが愛したジャンル映画:カンフー映画編

(c)Photofest / Getty Images

『キル・ビル Vol.1』タランティーノが愛したジャンル映画:カンフー映画編

PAGES


リュー・チャーフィーとウータン・クラン



 クレイジー88のリーダー的な存在で「ブライド」を追い詰める坊主頭の男と、『キル・ビル vol.2』で「ブライド」の師匠パイ・メイを演じたのが、香港のアクション・スター、リュー・チャーフィーである。彼の出世作として有名なのが『少林寺三十六房』(78)で、アメリカでは『The 36th Chamber of Shaolin』のタイトルで知られている。


 この「36」「Chamber」でピンと来る、往年のヒップホップ好きもいることだろう。ウータン・クランのファーストアルバム「燃えよウータン」原題「Enter the Wu-Tang (36 Chambers)」の「36 Chambers」とは、『少林寺三十六房』に登場する35の試練と最後の修行場のことだ。


『少林寺三十六房』予告


 そもそも「ウータン・クラン」とは、カンフー映画に登場する武術一派「武当派」の英語表記である。このことからも自明な通り、メンバーたちは大のカンフー映画好きだ。メンバーの名前も「オール・ダーティ・バスタード」「メソッドマン」「マスタ・キラ」はカンフー映画から取られている。加えて独自のレーベルから「WU-TANG CLAN The Hidden Chamber Collection」として70~80年代の、偏執的なチョイスのカンフー映画をリリースまでしている。


 そして、ウータン・クランのリーダー的存在のRZAは『キル・ビル』にサウンドトラック担当として参加しているのである。




PAGES

この記事をシェア

メールマガジン登録
  1. CINEMORE(シネモア)
  2. 映画
  3. キル・ビル Vol.1
  4. 『キル・ビル Vol.1』タランティーノが愛したジャンル映画:カンフー映画編