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『スパークス・ブラザーズ』のここを見よ! 面白過ぎる兄弟バンドの素顔に肉迫!

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『スパークス・ブラザーズ』のここを見よ! 面白過ぎる兄弟バンドの素顔に肉迫!

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『スパークス・ブラザーズ』あらすじ

兄ロンと弟ラッセルのメイル兄弟からなる「スパークス」は、デビュー以来、謎に包まれた唯一無二のバンド。レオス・カラックス監督最新作『アネット』で原案・音楽を務めたことでも話題沸騰中!そんな彼らの半世紀にもわたる活動を、貴重なアーカイブ映像やバンドが影響を与えた豪華アーティストたちのインタビューと共に振り返る。スパークスの魅力を語るのは、グラミー賞アーティストのベックをはじめ、フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、アレックス・カプラノス(フランツ・フェルディナンド)、トッド・ラングレン、デュラン・デュラン、ニュー・オーダー、ビョーク(声の出演)など80組にのぼる。音楽界の“異端児”と呼ばれ、時代と共に革命を起こし続ける<スパークス兄弟>は、なぜこれほどまでに愛され続けるのかー。挑戦的かつ独創的な楽曲、遊び心溢れる映像、さらには彼らの等身大の姿までを捉え、その理由を探る。


Index


君は“スパークス”を知っているか?



 スパークスというロックバンドをご存知だろうか? 米ロサンゼルス出身、キャリアはすでに半世紀、これまで25枚のアルバムをコンスタントに発表し、フェスを含めて9度の来日公演を行っている。が、“スパークスって、どんなバンド?”と問われて、きちっと答えられるロックファンがどれくらいいるだろう?


 そんな彼らが今、映画という分野をとおして日本で俄然注目を集めている。まず、『ポンヌフの恋人』(91)等で知られる鬼才レオス・カラックスの新作『アネット』(21)の公開。ミュージカルである同作で、スパークスはカラックスに原案のみならず、すべての劇中歌を提供し出演をも果たした。今年のセザール賞で音楽賞を受賞したのも記憶に新しいところ。


『スパークス・ブラザーズ』予告


 そしてもう一本の映画、本稿の主役である『スパークス・ブラザーズ』の日本公開。こちらはスパークス自身のキャリアをたどったドキュメンタリーだが、監督が『ショーン・オブ・ザ・デッド』(04)『ベイビー・ドライバー』(17)『ラストナイト・イン・ソーホー』(21)などの傑作を放ってきたエドガー・ライトということで、映画ファンにも無視できないものとなっている。


 『スパークス・ブラザーズ』はスパークスのファンや、音楽ファンのためだけのドキュメンタリーではない。一本の映画としても面白く、ライトの作品らしく笑えるし、熱いし、泣けるのである。それでいて、とらえどころのないスパークスというバンドの魅力を的確に言い表しているのがミソ。本稿では、唯一無二のロックバンドというべきスパークスをとらえた、この映画の見どころを、スパークスへのインタビューを交えて紹介する。




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