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『アンドロメダ…』パンデミックを予言!?未知の病原体と対峙するハードSF (後編)

(c)Photofest / Getty Images

『アンドロメダ…』パンデミックを予言!?未知の病原体と対峙するハードSF (後編)


公開後



 この映画は、650万ドルの製作費に対し、1,237万ドルの興行収入を記録した。それほどの大ヒットというわけでもないが、原作者のクライトンの知名度は上がり、やがて「ジュラシック・パーク」などのベストセラーに結びつく。


 なお彼はこの映画の2年後に、テーマパークを舞台とするSF『ウエストワールド』(73)の、脚本と監督を務める。実はこの作品のヒントになった出来事があった。それは撮影の立会で来たクライトンに、ユニバーサル・スタジオ内の見学が許されたことである。この時、クライトンを案内した人物は、テレビ映画の監督として7年契約を結んだばかりの新人監督スティーブン・スピルバーグだった。


【参考文献】

DVD『アンドロメダ…』 ジェネオン・ユニバーサル (2012)

Christopher Finch 著:“Special Effects: Creating Movie Magic”Abbeville Press (1984)

George E. Turner 編: “The ASC Treasury of Visual Effects”ASC Holding Corp (1983)

脇山真治 著: 「映画におけるスプリット・スクリーンの系譜~マルチ映像史の傍流として~」 芸術工学会誌, No.64 (Apr. 2014)

田中雄二 著: 「電子音楽 In The(Lost)World」 アスペクト (2005)

マーク・ブレンド 著: 「未来の〈サウンド〉が聞こえる 電子楽器に夢を託したパイオニアたち」 アルテスパブリッシング (2018)



文: 大口孝之 (おおぐち たかゆき)

1982年に日本初のCGプロダクションJCGLのディレクター。EXPO'90富士通パビリオンのIMAXドーム3D映像『ユニバース2~太陽の響~』のヘッドデザイナーなどを経てフリーの映像クリエーター。NHKスペシャル『生命・40億年はるかな旅』(94)でエミー賞受賞。最近作はNHKスペシャル『スペース・スペクタクル』(19)のストーリーボード。VFX、CG、3D映画、アートアニメ、展示映像などを専門とする映像ジャーナリストでもあり、映画雑誌、劇場パンフ、WEBなどに多数寄稿。デジタルハリウッド大学客員教授の他、東京藝大大学院アニメーション専攻、早稲田大理工学部、日本電子専門学校、女子美術大学短大などで非常勤講師。



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作品情報を見る





『アンドロメダ・・・』

Blu-ray: 1,886 円+税/DVD: 1,429 円+税

発売元: NBCユニバーサル・エンターテイメント

(C) 1971 Universal Pictures. All Rights Reserved.

※ 2020年6月の情報です。


(c)Photofest / Getty Images

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