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『アンモナイトの目覚め』フランシス・リー監督 人は人との出会いでこんなにも変われる【Director’s Interview Vol.118】
人は人との出会いでこんなにも変われる
Q:ライム・レジスでのロケ撮影はいかがでしたか?
フランシス:メアリーはイギリス南西部のライム・レジスで暮らしていました。彼女が歩き化石を探した海岸で、実際に撮影することは、私にとって非常に重要だったんです。実在の場所で撮影すると、映画に深みと信憑性が増します。だから私は好んでロケ撮影をするんです。
撮影は春に行いましたが、天候が悪くて大変でした。常に波が打ちつける海岸での撮影は問題だらけで、撮影できる時間も限られていました。また、ライム・レジスは小さな町ですが、とても活気があって人出が多いんです。なので、近代的なものをすべて隠す必要もありました。色々と苦労もありましたが、ライム・レジスで撮影できて本当にうれしく思っています。
Q:最後に、観客へ向けてメッセージをお願いします。
フランシス:本作は、キャラクター主体で非常にのめり込みやすい一方、メインキャラクター2人に好感が持てない時もあると思います。だが観客は、彼女たちと一緒に物語を体験しながら、画面から生の感情を感じることになるでしょう。そして最後には希望を感じてもらいたいですね。人は人との出会いでこんなにも変われるんだとね。
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監督・脚本:フランシス・リー
ヨークシャーのペナイン・ヒルズにある農場で育つ。俳優としてキャリアを積んだものの映画学校に入学する余裕がなく、自力で資金を調達してみずから脚本・監督を手がけた短編映画『The Farmer’s Wife』(12)、『Bradford Halifax London』(13)、『The Last Smallholder』(14)が、3本とも国際映画祭で上映され、多くの賞を受賞する。初の長編映画『ゴッズ・オウン・カントリー』(17)は、2017年サンダンス映画祭でプレミア上映され、ワールドシネマ監督賞受賞。英国インディペンデント映画賞では作品賞、新人脚本家賞、主演男優賞受賞。その他エンパイア賞作品賞と主演男優賞、イヴニング・スタンダード映画賞作品賞、エディンバラ国際映画祭マイケル・パウエル賞と最優秀英国映画賞、ロンドン映画批評家協会賞英国新人監督賞を受賞。英国アカデミー賞の英国作品賞にもノミネートされた。
構成:CINEMORE編集部
4月9日(金)TOHO シネマズ シャンテ他 全国順次ロードショー
配給:ギャガ
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