(C) 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics
『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』16人のヴィランに見る、史上最もピュアなジェームズ・ガン
2021.08.14
ブラックガード/T.D.K./ジャベリン/モンガル
そのほか、ガンはDCコミックスのあちこちからヴィランを選び抜き、スーサイド・スクワッドのメンバーとして任務に参加させた。ここでは、サブキャラクターとして登場する悪党たちを一挙にご紹介しておこう。
1986年、「ブースター・ゴールド」誌に初登場したブラックガード役は、「サタデー・ナイト・ライブ」などに出演した、コメディアンであり俳優のピート・デヴィッドソン。コミックでは巨大な肉体に重い鎧をまとい、盾と矛を駆使して戦うキャラクターで、のちにスーサイド・スクワッド入りした。映画版では大幅に設定を変更、いかにも現代っ子らしいビジュアルと振る舞いで登場する。ブラッドスポートとのやり取りもお見逃しなく。
映画のオリジナルキャラクターであるT.D.K.役を演じるのは、『スリザー』や『スーパー!』(10)などに出演してきたガンの盟友、ネイサン・フィリオン。配役の妙と持ち前のユーモアセンスが作品に軽みを与えている。ちなみにT.D.K.とは“The Detachable Kid”の略だが、こちらは日本語の翻訳も見どころだ。
『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(C) 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics
コミックではドイツ代表の元オリンピック選手という設定のジャベリンは、槍(ジャベリン)投げのスキルを活かして戦うヴィラン。本作に登場させるにあたり、ガンはハーレイ・クインとのマッチングで新たな化学反応を生み出した。演じたのは、ドイツ出身の俳優・コメディアン・DJであるフルーラ・ボルク。本作にインスパイアされ、「Javelin (Move Your Body)」という楽曲もリリースしているので、こちらもぜひチェックしてほしい。
スーサイド・スクワッドのメンバーとして唯一の異星人であるモンガル役は、初の大作出演となったメイリン・ン。スタントパーソンとしてのキャリアを活かした派手なアクションを見せてくれる。コミックでは暴君・モングルの娘であり、のちにアルメラク星の女王として、スーパーマンやワンダーウーマンを相手に戦ったこともあるキャラクターだ。
ハーレイ・クイン/リック・フラッグ/キャプテン・ブーメラン/アマンダ・ウォラー