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『ターミネーター2』「進化」と「深化」ジェームズ・キャメロンがアップデートさせたものとは

『ターミネーター2』「進化」と「深化」ジェームズ・キャメロンがアップデートさせたものとは

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いまだに後続作品に影響を与え続ける「金字塔」



 「シリーズものは、2作目が面白い」という定説がある。『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(84)、『ゴッドファーザー PARTⅡ』(74)、『スパイダーマン2』(04)、『ダークナイト』(08)、『キャプテン・アメリカ/ウインター・ソルジャー』(14)……そして、言わずと知れた世紀の傑作『ターミネーター2』(91)。


 前作『ターミネーター』(84)から約7年の歳月を経て作られた『ターミネーター2』は、社会現象という言葉では軽すぎるほどの多大な影響を世に与えた。直近の公開作でも、『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』(18)、『ゾンビランド:ダブルタップ』(19)といった作品の中で本作が登場。


 前者では、ドライブインシアターのシーンで本作が上映され、90年代前半という舞台設定を示す方法として使用されており、時代を象徴するアイコンであることがわかる。後者では、なかなか倒れない新型ゾンビをターミネーターに例えるシーンが描かれる。誰もが好きでしょうがない名作であり、本作の名前が1つの定義として、人々の記憶に刻まれているのだ。


 その人気度は、数字にも表れている。『ターミネーター2』の製作費は1億ドルと、前作の640万ドルから大きくジャンプアップ。全世界興行収入は約5億2,000万ドルと、爆発的なヒットを記録した。その年の全世界興行収入でも堂々のトップを獲得。ちなみに、2位は『ロビン・フッド』、3位は『美女と野獣』、4位は『フック』、5位は『羊たちの沈黙』だ。本作の売れ行きはすさまじく、前作の興行収入をたった4日で上回った。



 日本では57.5億円と、前作の約10倍(5.3億円)となる配給収入をたたき出した。こちらも第1位を獲得。2位以降は『ホーム・アローン』、『プリティ・ウーマン』、『トータル・リコール』、『おもひでぽろぽろ』という結果となった。


 第64回アカデミー賞では、6部門にノミネートし、そのうち最優秀メイクアップ賞、最優秀視覚効果賞、最優秀音響賞、最優秀音響編集賞の4冠に輝いた。この年の実質的なライバルは『バックドラフト』『JFK』あたりで、本作が獲得できなかった撮影賞と編集賞は『JFK』が手中に収めることになった。


 ヒロインのサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)の息子ジョンを演じた美少年エドワード・ファーロングの人気もすさまじく、日本ではCMにも出演したほど。余談だが、約6ヶ月にわたる撮影中に声変わりが起こり、身長も伸びたため声だけ録音し直したり、身長のつじつまを合わせるためにしゃがんだり、或いはバイクを大きくしたりと人知れず苦労があったようだ。


 最強の敵T-1000役でブレイクしたロバート・パトリックは、『ダイハード2』(90)を観たジェームズ・キャメロン監督が抜擢したという。彼は近年の映画であれば『ゾンビランド:ダブルタップ』のルーベン・フライシャーが手掛けた『L.A. ギャング ストーリー』(13)などに出演している。



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