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『アイアンマン』が、MCU計画第1弾である理由とは

『アイアンマン』が、MCU計画第1弾である理由とは


 マーベル・シネマティック・ユニバース:MCUは10年以上の歳月を掛け、23作の映画をまたぎ、連綿と語り継いできた壮大な物語「インフィニティ・サーガ」を終え、大きな節目を迎えた。しかも、その23作品の全てを興行的にもクオリティ的にも成功させるという、とんでもない偉業も成しえた。


 この壮大かつ奇跡的な計画は、当たり前と言えば当たり前だが、たった1本の映画からスタートしている。その記念すべきMCU最初の作品こそ『アイアンマン』(08)である。




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“アッセンブル”を可能にするMCU計画



 サム・ライミによる『スパイダーマン』(02)は困難の多い作品であった。撮影中にスタントマンの死亡事故があり、アルカイダによるテロ攻撃“9.11”が起こり、完成していたCGによるニューヨークの街並みから貿易センターのツインタワーを消さなければならなかった。しかし、最大の難点は実際に制作に入る前の、権利関係の取りまとめであっただろう。


 スパイダーマンの映画化権は何社もの間を行き交い、登場キャラクターの権利も離散し、映画化のためには、まずそれらを纏めなければならなかった。この問題をプロデューサーの立場から目の当たりにしたケヴィン・ファイギは「マーベル・スタジオ」主導の映画自社制作にあたり、映画化権の管理を強化していく。目的は「クロスオーバー」である。



 アメコミ世界ではキャラクターたちは同じ世界を共有し活躍している。強大な敵が襲ってくれば、ヒーローたちはタイトルの垣根を超えて共闘し、対立すればスーパーパワーを駆使した激突を繰り広げる。そんなヒーローの共演「クロスオーバー」はコミックの華だ。


 実写映画でもクロスオーバーが実現できれば胸踊る作品になるハズで、その為には各キャラクターの映画化権を方々に売りわたさず、売り渡しても“アッセンブル”(集合)が可能な条項を契約書に明記するなど、計画的な映画制作を進める必要があった。これこそがMCU計画である。



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