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映画祭受賞作を続々と配給! NEONのオススメ映画10選

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映画祭受賞作を続々と配給! NEONのオススメ映画10選

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9.『パーム・スプリングス』(20) 監督:マックス・バーバコウ




2020年に入ってから、Huluとの共同事業に乗り出したNEON。本作は、そのうちの1本だ。2020年のサンダンス映画祭でお披露目され、『リトル・ミス・サンシャイン』(06)や『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(16)を抜き、サンダンス映画祭史上最高額(当時)で配給権の売買が行われた。こうした冒険ができるようになったのも、豊富な資金力を誇るHuluとのタッグによるものだろう。配給会社と配信会社の共存は、こういった部分に一つのヒントがあるのかもしれない。


本作は、映画の人気ジャンル「タイムリープもの」のひとつでありつつ、新たなエッセンスも感じさせるSFラブコメディ。そこに行くとタイムリープ能力を得られる不思議な洞穴を訪れて以来、タイムリーパーとなってしまった男と、ひょんなことから自身もタイムリープ能力に目覚めてしまった女の恋を描く。従来の作品では「片方がタイムリープ能力を持っている」パターンが多かったが、今回はカップルが得てしまうことで、丁々発止の対話劇が成立。同じ状況を経験したことで、幸福とは何か?についてお互いが考え、歩み寄って話し合うシーンが入り、爽快な恋愛映画に仕上がっている。


2020年のNEON作品は、本作のほか『アンチヴァイラル』(13)のブランドン・クローネンバーグ監督作『Possessor(原題)』、エリザベス・モスが実在した怪奇小説家を演じた『Shirley(原題)』、第77回ヴェネツィア国際映画祭の審査員特別賞を受賞した『親愛なる同志たちへ』などがラインナップされた。


あわせて読みたい:『パーム・スプリングス』マックス・バーバコウ監督 この物語を描いてから、誰かと恋に落ちたり、心を開くことを理解できるようになったよ【Director’s Interview Vol.114】





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