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『スパイダーマン』シリーズまとめ トビー×サム・ライミ、アンドリュー×マーク・ウェブ、トム×ジョン・ワッツ 3バージョンで楽しもう!

(c) & ™ 2021 MARVEL. (c)Photofest / Getty Images

『スパイダーマン』シリーズまとめ トビー×サム・ライミ、アンドリュー×マーク・ウェブ、トム×ジョン・ワッツ 3バージョンで楽しもう!

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1.『スパイダーマン』(02) 監督:サム・ライミ




2000年代は、アメコミ映画において重要なタームとなった。シリーズ第1作『X-メン』(00)や、MCUの始まりとなる『アイアンマン』(08)、『バットマン ビギンズ』(05)『ダークナイト』(08)といった重要な作品が続々と公開。それらの作品と共に黄金時代をけん引したのが、トビー・マグワイア×サム・ライミ監督『スパイダーマン』シリーズだ。


当時の最新技術をふんだんに盛り込んだ本作は、「ニューヨークの摩天楼をスパイダーマンがスイングする」という“夢”を見事に実写化。カラリと爽やかなサム・ライミ監督の演出、イケてなさとカッコよさの両方を見事に演じたトビー・マグワイアの好演、ジキルとハイド的な二重人格となったノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリンを怪演したウィレム・デフォーの存在感など語るべき部分は数多い。


「体内から糸が出せる」という新たな設定や(糸が出せるポーズの試行錯誤が微笑ましい)、ヒーロー映画にもかかわらず「この話は、ある女の子にまつわる話だ」という人を食った冒頭のナレーション、クライマックスのマスクが破れた状態でのバトル、ラストシーンの「MJ(キルスティン・ダンスト)がキスでスパイダーマンの正体に気づく」演出など名シーンも数多く、中でも雨中の“逆さキス”は鮮烈に記憶に残っていることだろう。ピーター・パーカー/スパイダーマンの行動理念となる、ベンおじさん(クリフ・ロバートソン)の名ゼリフ「大いなる力には、大いなる責任が伴う」も、多くの後続作品に影響を与えた。


全世界興行収入は8億2,000万ドル超、日本でも興行収入75億円のヒットを記録。一大ブームを築き、その後もシリーズ作品が制作されていく。





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