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『スパイダーマン』シリーズまとめ トビー×サム・ライミ、アンドリュー×マーク・ウェブ、トム×ジョン・ワッツ 3バージョンで楽しもう!

(c) & ™ 2021 MARVEL. (c)Photofest / Getty Images

『スパイダーマン』シリーズまとめ トビー×サム・ライミ、アンドリュー×マーク・ウェブ、トム×ジョン・ワッツ 3バージョンで楽しもう!

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6.『スパイダーマン:ホームカミング』(17) 監督:ジョン・ワッツ





スパイダーマンの映画化権は長きにわたりソニーが有していたが、ディズニーと共有する形によってアベンジャーズへの合流が実現。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でトム・ホランド演じるスパイダーマンがお披露目され、本作へとつながる運びとなった。


『ホーム』シリーズでは等身大の高校生感を強く押し出すべく、若手俳優を抜擢。オーディションで大役を勝ち取ったトム・ホランド、ゼンデイヤ、ジェイコブ・バタロンといったフレッシュなキャストがメインを飾った。メイおばさんもマリサ・トメイに若返り、観客を驚かせた。


対して、主人公のピーターの師匠としてアイアンマン役ロバート・ダウニー・Jr.、敵バルチャー役には『バットマン』シリーズなどで知られるマイケル・キートンと、ベテラン勢をキャスティング(なお、バルチャーはスパイダーマンの敵たちにフォーカスするスピンオフシリーズの新作『モービウス』にも登場予定)。この構造によって、より“成長”というテーマが引き立っている。


本作の特色は、これまでのスパイダーマン映画で描かれた「クモに嚙まれて特殊能力を得る」流れが割愛されていること(ちなみにこの部分は、ディズニープラスのアニメ『Spider-Man: Freshman Year(原題)』で描かれるそう)。そのため、恒例のベンおじさんが亡くなる=「大いなる力には、大いなる責任が伴う」の名言シーンが登場しない。その代わりに親代わりの役割を果たすのが、アイアンマンことトニー・スターク。師弟関係という形でふたりの絆が描かれることで、MCUの過去作品とのリンクや、以降につながる軸が生み出された。


加えて、スタークがスパイダーマンのスーツを開発した、という設定が加わり、3シリーズ史上最もハイテクで多彩なバトルが可能に。ウェブの種類も大幅に増え、電気をまとったものや散弾形式のものなどが登場した。





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